一般社団法人リノベーション協議会(東京都渋谷区・理事長:山本卓也)は、昨年よりスタートした中古住宅流通とリノベーションの提供に必要な知識を総合的に学ぶことができる新たな資格制度「リノベーションコーディネーター資格制度」について、第2回の受験希望者の受付を2023年8月1日より開始いたします。昨年(第1回)は、当協議会会員企業を中心に試行的に実施しましたが、今年(第2回)は広く一般向けにも開放いたします。
WEBサイト:https://plus.renovation.or.jp/r_coordinator/
また、昨年は受験申込者限定で送付する形であった公式テキストですが、今年は新たに「建築法規に関わる知識」の章を追加し、「リノベーションコーディネーターハンドブック」として改訂し、受験の有無に関係なくAmazon.co.jpでどなたでも購入可能です(予約受付中、8月11日発売)。
■リノベーションコーディネーター資格制度とは
本資格は、リノベーションにおける不動産買取や販売、仲介に従事する方、建築設計に従事する方、また将来リノベーションに関わろうとしている方を対象に提供します。建築、設計、不動産売買、金融、税制、各種制度等幅広い知識が必要となるリノベーションに関する業務において、それらを横断的総合的に学べます。第1回開催となった2022年度では、2,080名の方が受験し、1,443名が合格いたしました(合格率69.4%)。2023年度は、テキストやプログラムの見直しを経て修正、改訂を行い、さらに拡大して開催する予定です。是非、社内の新人教育や人材教育にご活用ください。
今後、本資格の拡充により、リノベーション業界に関わる人材の知識や技術の底上げや、他業界からの転職、新卒採用等、採用機会の拡大や人材定着につなげ、中古住宅の流通とリノベーションの活性化に寄与してまいります。
■リノベーションコーディネーター資格受験から資格発行までの流れ
※CBT方式とは:Computer Based Testingの略称で、全国47都道府県に300会場以上あるテストセンターのパソコンにて試験を実施する仕組みです。
■募集要項
・名称 :リノベーションコーディネーター資格制度
・受験資格 :同一開催回の複数回受験は不可となります。
年齢、学歴、取得資格を問いません。
当協議会の会員問わず、リノベーションに興味がある方であれば、
どなたでも受験できます。
・再受験規約:同一開催回の複数回受験は不可となります。
※複数回受験と認められた場合、申し込み後であっても不受理とし、
払い込み受験料は返却しません。
また、合格を取り消す場合もありますのでご注意ください。
・出題形式 :CBT四肢択一式50問60分
・学習方法 :当協議会によるテキストおよび動画講習
・申込期間 :2023年8月1日〜10月31日
・試験期間 ::2023年11月1日〜11月30日
・受験料 :8,800円(税込)
・テキスト :「リノベーションコーディネーターハンドブック(2023年版)」
2,750円(税込) 2023年8月11日販売予定
※Amazon.co.jp(予約受付中、8月11日発売)でお買い求めください。
・試験概要、受験申し込み :https://plus.renovation.or.jp/r_coordinator/
■昨年(第1回)受験者の声
・リノベーション会社勤務 プランナー(設計)歴4年6ヵ月
リノベーション事業に携わっていながら業界に付随する知識が乏しかったため、リノベーションコーディネーターの資格取得を決めました。受験を通じて建築や不動産売買・国が目指す循環型社会のあり方を身に付けられました。この資格を持っていることが自分自身の強みとなり、お客様の信頼につながっていると感じます。
・不動産流通事業社勤務 アドバイザー歴2年
リノベーションコーディネーターに求められる知識と自身の業務の役割が直結していると感じ、取得しました。また、営業職のため、施工やお引渡し後の知識などは実務経験が少ないのですが、そういった分野も本資格で補完することができると感じています。
・リノベーション会社勤務 買取再販業務歴4年
入社以来、買取再販の業務に必要な知識、とりわけ仕入れに関するスキルを中心に邁進してきましたが、改めてリノベーションの目的を体系的に学び、資格取得を通して部分だけではなく全体を知る事が出来、今後の自身の成長に大いに役立つと感じています。
一般社団法人リノベーション協議会について
消費者が安心して既存住宅を選べる市場をつくり、既存住宅の流通を活性化させることを目的に、2009年7月に発足したリノベーション業界団体です。現在、業界・業種の枠を超えた812社(正会員602社、賛助会員193社、特別会員4名・9法人・4自治体)が参画し、優良なリノベーションの統一規格「適合リノベーション住宅」を定め、建物タイプ別に品質基準を設定、普及浸透を推進しています。区分所有マンション専有部に関する品質基準を満たす「R1住宅(アールワンジュウタク)」、区分所有マンション共用部も含む品質基準「R3住宅(アールスリージュウタク)」、戸建住宅の品質基準「R5住宅(アールファイブジュウタク)」が運用されており、適合リノベーション住宅発行件数は、累計68,532件(2023年3月31日現在)。2022年6月からは、R1住宅エコ基準も運用開始し、地球環境にもやさしいリノベーションの普及を目指します。
また、本年より中古住宅流通とリノベーションの提供に必要な知識を総合的に学ぶことができる新たな資格制度「リノベーションコーディネーター資格制度」を創設。リノベーション業界に関わる人材の知識や技術の底上げや、他業界からの転職、新卒採用等、採用機会の拡大や人材定着につなげ、中古住宅の流通とリノベーションの活性化に寄与してまいります。