おうちづくりやその修繕について情報を集めているとよく見つける「リノベーション」という言葉。「リフォームと何が違うの？」と思われる方も多いことでしょう。
今回は「リフォーム」と「リノベーション」の違いについて、ご紹介致します。
リフォームとは
一般的にリフォームは老朽化した建物や設備を「元の状態に戻す」時に使われます。例えば、古くなって汚れたり破れたりした壁紙を新しいものに「貼り直す」。古くて壊れた設備を新しいものと「取り替える」などで、表層的な部分（見える場所）の古くなった部分を新築当時の「状態に戻す」ために行われる工事をリフォームと呼びます。
リノベーション協議会では、リフォームを「原状回復のための修繕、営繕、不具合箇所への部分的な対処」と定義しています。
リノベーションとは
表層的で部分的な改修であるリフォームに対し、リノベーションは「住まいの性能・機能を刷新し、その住まいの価値を高める」大規模工事を指すことが多いです。内装デザインの改修だけでなく、そこに住まう人のくらしに合わせた間取りへ変更したり、耐震補強・断熱改修、配線や配管の刷新などを行うことも。
家の現状を包括的にチェックし「残せる部分」と「改修すべき部分」をしっかりと見極め、その家の価値を向上させるための工事を行います。場合によって内装を全て解体し、構造躯体（スケルトン）の状態まで戻してから改修を行うこともあります。そういった工事は「スケルトンリノベーション」「フルリノベーション」と呼ばれています。
リノベーション協議会では、リノベーションを「機能、価値の再生のための改修。その家での暮らし全体に対処した包括的な改修」と定義しています。
さらに、「優良なリノベーション」として、「検査」→「工事」→「報告（開示）」→「保証」→「住宅履歴」の「統一規格」に則り、品質基準に適合したリノベーションを推奨。
リノベーションをご検討の際は上記「優良なリノベーション」を行うリノベーション事業者に依頼することをお勧めいたします。
「優良なリノベーション」を行うリノベーション事業者の検索はこちらから↓
www.renovation.or.jpリノベーションについてはこちらもご覧ください。
リノベーションとは | 一般社団法人 リノベーション協議会www.renovation.or.jp