「リノベーション」という言葉の認知度が96%を超えたのが、すでに6年ほど前のこと(※)。住宅を購入する際に「リノベーション住宅」を選択肢の一つとして検討する方も、ずいぶん増えたのではないでしょうか。
一方で、住宅購入は人生で最も高額な買い物と言われ、多くの方が住宅ローンを利用しています。
今回は「リノベーション住宅」の購入と住宅ローンの利用についてご紹介します。
※『住宅購入・建築検討者』調査(2016年度)/(株)リクルート調べ
中古住宅+リノベーション工事 ローンはどうする?
リノベーションされた住まいを手に入れる方法は主に3つ。
- 今お住まいの家をリノベーションする
- リノベーション済みの中古物件を購入する
- 中古物件を購入し、リノベーションする
今回は住宅ローンのお話ですので、2番目と3番目についてご紹介いたします。
2番目の「リノベーション済みの中古物件を購入する」方法では、主に宅建事業者さんが売主。事業者さんが中古物件を購入し、リノベーションした後で売り出されている物件のことです。これらリノベーション済み住宅は、新築の場合と同様に住宅ローンを利用できます。
では中古物件を購入して、ご自身でリノベーションをされる場合はどうでしょうか。
一昔前までは、住宅購入には住宅ローンを使用し、リノベーション費用は自己資金、またはリフォームローンという選択肢が一般的でした。ただリフォームローンは金利が高い上、大規模なリノベーションになると全額ローンを組むことが難しいという課題も。
そこで近年増えてきたのが、中古物件とリノベーション費用を合わせた費用を借りられる住宅ローンサービスです。
住宅購入とリノベーション費用を一括で借りられ、住宅ローンの金利が適用されるのもポイントです。
中古購入+リノベで住宅ローンを利用しよう
ではここから住宅ローンを利用するための流れを見ていきましょう。
まず重要になるのが事前審査。住宅ローンを利用できるかどうか、各金融機関が個別に行う審査で、住宅ローンを利用したい金融機関の事前審査を受ける必要があります。
例えば
- 購入者の年収やその他の借り入れ、勤続年数など
- 購入する住宅の担保価値
- リノベーションの内容と金額
などが審査の対象に。
年収やローンの金額などについて問題がなくても、転職1年目で事前審査に落ちてしまった…というお話も。じっくりと検討したリノベーションプランが、ローンが利用できず購入を断念。なんてことになったら悲しいですよね。
また中古物件を購入する場合、売主の状況によっては購入を決めてから引き渡しまでの期間が短く、その間に事前審査〜ローンの申し込みまで進めなければいけないなど、時間的にも余裕があまりありません。
そのためできるだけ早い段階でどこの金融機関で住宅ローンを利用するのかを検討しておくことをおすすめします。
中古リノベを検討するなら、プロに相談するのがおすすめ
近年ではリノベーション会社のほとんどが中古物件の購入からリノベーション、そして住宅ローンの申請までワンストップで進められるサービスを提供しています。
本来であれば、不動産屋、リフォーム会社、銀行それぞれとやり取りしなければいけないところを、まとめて一つの窓口で対応してくれます。ですから初めにあれこれご自身で調べるよりも、まずはリノベーション事業者に相談することをおすすめします。
リノベーション事業者によっては、自社ではなく、連携した金融機関や窓口を紹介してくれることも。
事前にリノベーション事業者に相談することで、物件価格とリノベーション費用の予算の割り振りを考えた物件探しや、リノベーション費用を含めたローンの事前審査がスムーズに進みます。
中古物件購入+リノベーションに対応してくれるリノベーション事業者はこのサイトの「相談先を探す」で探せますので、ご活用ください。
「相談先を探す」→「検索条件を追加する」→「中古を買ってリノベーションしたい」にチェックを入れるとスムーズです。
またはこちらのリンクから↓
https://www.renovation.or.jp/app/members