協議会からのお知らせ

【プレスリリース】リノベーション・オブ・ザ・イヤー2021総合グランプリが決定 株式会社タムタムデザイン「災害を災凱へ(タムタムデザイン+ASTER)」

お知らせ

一般社団法人リノベーション協議会(東京都渋谷区・理事長:山本卓也)は、2021年を代表する魅力的なリノベーション事例を選ぶコンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2021」(選考委員長:リノベーション協議会 発起人 島原万丈)の授賞式および選考委員による講評会を12月7日(火)に東京大学本郷キャンパス内にて開催し、株式会社タムタムデザインがエントリーした「災害を災凱へ(タムタムデザイン+ASTER)」が総合グランプリを獲得しました。

本コンテストでは、消費者にとって関心の高い施工費別に「500万円未満部門」「1000万円未満部門」「1000万円以上部門」「無差別級部門」の4部門を設けています。全国からエントリーされた228作品を、リノベーションの楽しさ・魅力・可能性という点にフォーカスしてSNSを活用した一般ユーザーの声を取り入れ一次審査をし、62作品をノミネート選出。その後、住宅系を中心としたメディアの編集者9名で構成された選考委員によって最終選考を実施し、総合グランプリ、部門別最優秀作品賞4点、特別賞14点を決定しています。 

受賞作品一覧(https://www.renovation.or.jp/oftheyear/award.html

受賞作品一覧

総合グランプリ

災害を災凱へ (タムタムデザイン+ASTER)
株式会社タムタムデザイン

災害を災凱へ (タムタムデザイン+ASTER)

<500万円未満部門>最優秀作品賞

商店街の昔ながらの家
株式会社ニューユニークス

商店街の昔ながらの家

<1000万円未満部門>最優秀作品賞

リノベはつづくよどこまでも
株式会社ブルースタジオ

リノベはつづくよどこまでも

<1000万円以上部門>最優秀作品賞

都市型戸建てを再構成する。
株式会社アートアンドクラフト

都市型戸建てを再構成する。

<無差別級部門>最優秀作品賞

BOIL_通信発信基地局から、地域参加型の文化発信基地局へ
リノベる株式会社

BOIL_通信発信基地局から、地域参加型の文化発信基地局へ

<特別賞>

フリーダムリノベーション賞

ビートルに乗ってリゾートへ? いえ、ここは団地の一室です。』 株式会社フロッグハウス

ニューノーマルリノベーション賞

暮らし方シフト2020』 株式会社リビタ

□アートリノベーション賞

凝縮した水分が残す軌迹。光と潤いのスペクトル。』 有限会社ひまわり

□フォトジェニック賞

古民家が継なぐ、ふたりの夢』 株式会社アトリエいろは一級建築士事務所

□R5アフォーダブル性能リノベーション賞

国交省の長期優良住宅化リフォーム補助金のおかげで』 株式会社まごころ本舗

□グリーンtoグリーン賞

Green House』 株式会社タムタムデザイン

□ラブリーデザイン賞

ハウスインハウスでタイニーハウス』 株式会社ブルースタジオ

□R1フレキシブル空間賞

『doredo(ドレド)-気軽に居場所を作り、作り直せる暮らし方-』 株式会社リビタ

□絶景リノベーション賞

穏やかな瀬戸内の海とともにある日常』 よんてつ不動産株式会社

□地域貢献リノベーション賞

『中山道脇のロングライフシンボル、町並みを応援する家』 株式会社WOODYYLIFE

□省エネリノベーション普及貢献賞

『省エネリノベーションをもっと身近に』 株式会社インテリックス

□地域資源インテグレート賞

アフターコロナを見据えた、地方建築家の新たな職能への挑戦』 paak design株式会社

□ビジネスモデルデザイン賞

目黒本町の家』 株式会社ルーヴィス

□ローカルシナジー賞

Blank〜ワークライフバランスからワークライフシナジーへ〜』 株式会社エコラ

選考委員長講評

選考委員長

島原 万丈 /株式会社LIFULL
LIFULL HOME’S総研 所長

今年のリノベーション・オブ・ザ・イヤーを総括すれば、やはりコロナ禍へのリアクションが大きなテーマとなったことは間違いない。多くの場合、リノベーションプランの与件となったのはテレワークの浸透である。テレワークはまず、ワークスペースの設置というかたちで職住の接近・融合を引き寄せた。また同時に、大都市圏の家選びにおける通勤利便性至上主義に修正を加えた。通勤利便性至上主義の修正は都心の引力を弱め、物件選びの選択肢を拡大する。通勤時間のように単一の客観的な物差しによる拘束が弱まるに連れ、ライフスタイルは各人の主観的な価値観に委ねられる部分が大きくなり、これまで抑圧されていたしたい暮らしの実現が一人一人の手に解放されていく。そこから始まる住生活のニューノーマルとは、だから、決して新しい別の”標準的”な住生活ではなく、”非標準的”な多様性に開かれた可能性のことなのである。改めて強調するまでもないかもしれないが、それはリノベーションの得意とするところだ。
また別の角度から述べれば、ニューノーマルの核心は、自宅および自宅周辺で過ごす時間の増加にある。そのことは、住空間に身体的・精神的な快適性を求め、徒歩圏のまちに交流や余暇の楽しさを探す強い動機を生む。また、ここ数年のリノベーション・オブ・ザ・イヤーのトレンドである性能向上リノベーションも定番化した感がある。やはり在宅時間の増加によって、温熱性能やエネルギーコストに対する意識が高まっているのは間違いない。
今年はコロナ禍へのリアクションとして語られたことは、やがて、住宅やまちのあり方の再構成を通して、住む人の幸福度を高めるアイデアとして語られることになるだろう。

選考委員講評全文:https://www.renovation.or.jp/oftheyear/award.html

選考委員

選考委員長:
島原 万丈 / LIFULL HOME’S総研所長(株式会社LIFULL)


選考委員(五十音順・敬称略):
池本 洋一  / SUUMO編集長(株式会社リクルート住まいカンパニー)
坂本 二郎  / LiVES編集長(株式会社第一プログレス)
佐々木 大介 / 日経アーキテクチュア 編集長(株式会社日経BP)
立石 史博  / 住まいの設計 編集長、リライフプラス 編集長、
       ふるさとニュースマガジンカラふる 編集長(株式会社扶桑社)
徳島 久輝  / RoomClip住文化研究所 特任フェロー(ルームクリップ株式会社)
八久保 誠子 / LIFULL HOME’S PRESS 編集部 編集長(株式会社LIFULL)

ゲスト選考委員:
  二村 勉史 / HERS編集長、HERS à table編集長(株式会社光文社)

プレスリリース記事はこちら↓
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000008586.html

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