一般社団法人リノベーション協議会(東京都渋谷区・理事長:山本卓也)は、11月8日を「リノベーションの日」として制定、一般社団法人日本記念日協会に認定されましたのでご報告いたします。
建てては壊すスクラップアンドビルドからストック活用型社会へ。リノベーションの日の制定によって、リノベーションという手法が地球環境にやさしい、循環型社会の実現にも寄与することを広く知って頂くことを目指します。
- 日付の由来
建築(11)を循環(8)させる
11=建物の構造を支える柱から建築を、8=輪がつながる8の形状や∞(無限大)から循環を意図しています。
- リノベーションによる二酸化炭素排出量および廃棄物排出量の削減効果
昨今の社会情勢・世界情勢の変化を受けて、地球環境やサスティナビリティへの興味関心は加速、リユース、リサイクル、アップサイクルする循環型消費も普及しました。
リノベーションは、既存建物の性能や価値を再生・向上し、流通や利活用を活性化する、「建物の循環」を促進する手法です。建て替え新築に比べて、建設時のCO2排出量、廃棄物排出量を大幅に削減し(※1)、更に、性能向上リノベーションを行うことで、建物運用時のCO2排出量も削減することが可能で、脱炭素社会の実現にも貢献します。
※1 『リノベーションによる二酸化炭素排出量および廃棄物排出量の削減効果』(リノベる・金沢工業大学 佐藤考一研究室・国士舘大学 朝吹香菜子研究室)
- 一般社団法人リノベーション協議会について
消費者が安心して既存住宅を選べる市場をつくり、既存住宅の流通を活性化させることを目的に、2009年7月に発足したリノベーション業界団体です。現在、業界・業種の枠を超えた835社(正会員618社、賛助会員201社、特別会員4名・9法人・3自治体)が参画し、優良なリノベーションの統一規格「適合リノベーション住宅」を定め、建物タイプ別に品質基準を設定、普及浸透を推進しています。区分所有マンション専有部に関する品質基準を満たす「R1住宅(アールワンジュウタク)」、区分所有マンション共用部も含む品質基準「R3住宅(アールスリージュウタク)」、戸建住宅の品質基準「R5住宅(アールファイブジュウタク)」が運用されており、適合リノベーション住宅発行件数は、累計62,909件(2022年3月31日現在)。この6月からは、R1住宅エコ基準も運用開始し、地球環境にもやさしいリノベーションの普及を目指します。また、本年より中古住宅流通とリノベーションの提供に必要な知識を総合的に学ぶことができる新たな資格制度「リノベーションコーディネーター資格制度」を創設。リノベーション業界に関わる人材の知識や技術の底上げや、他業界からの転職、新卒採用等、採用機会の拡大や人材定着につなげ、中古住宅の流通とリノベーションの活性化に寄与してまいります。
https://www.renovation.or.jp/
名 称 :一般社団法人リノベーション協議会
理 事 長 :山本 卓也
設 立 :平成21 年5月20日
住 所 :東京都渋谷区渋谷2-2-2青山ルカビル4F
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